『あしたはどっちだ?』著・中野英樹

清貧役者生活20ン年。

笑ったり、食べたり、凹んだり、嘘ついたり…。

そんな清貧な日々を、気ままにつづった、書き殴り日記。

※出演情報※

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2015.08.28 Friday

五右衛門VS轟天

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    「あら?互いの目玉に互いの先輩の顔が映っているじゃん!」

    開演前に舞台上スクリーンに映る、ポスター等でお馴染みのイラスト。
    その目玉に、今さらながら気付いた瞬間、感極まる何かが込み上げて来た。

    「オレ死んじゃうンじゃねえの?」ってくらい大学時代のあれこれが走馬灯のように駆け巡る。
    稽古場に使ってたオンボロ校舎のA棟や、先輩方とたむろってた学食や、深夜のどんづるぼや、コンビニマート宝屋や、土師ノ里と古市の先輩方の下宿や…、まだ開演前なのに。

    「暴れた人、偉い人」みたいな風潮があった栄光のA棟時代。
    A棟の床板を抜く勢いで、暴れまくってた両先輩。
    その勢いのまま30年間突っ走り続けて、今、赤坂のド真ん中の劇場を、A棟の如く暴れ続けているのが嬉しくなるほどカッコいい!

    そして、その両巨人を相手取り、見事に丁々発止にやり合う同級生のS子ちゃん。
    「オレ、ホントにこの人と同級生かしら?」って言うくらいカッコ良かった!

    終演後、出演者で同級生のS子ちゃんに「イラストの目玉見たら感極まっちゃった」って言うと、
    「そんな風に思てくれンのは、ちゃんたくらいや(笑)」
    「だね。学生時代のパシリにしか分からない感極まりだね(笑)」
    ト、ワタシ。

    先輩方や出演者の皆さんにご挨拶を済ませ、劇場を後にしても冷めやらずな興奮。
    冷ます為に、劇場向かいのサイゼリヤでパンフレット片手に独り呑み。

    この興奮して帰れない感。
    大学一回生の時に、両先輩の出ていた『三文オペラ』を観た後の興奮に似ているのだ。
    あの時も動けなくなり、同級生たちと校舎の屋上に上がり、夕陽を見つめ、その足で「ミュージカル専攻に移らせて下さい」ト、研究室に駆け込んだのだったなぁ〜。

    杯を重ねるほど、加速する走馬灯。
    パンフのページをめくるほど、ぐつぐつ煮えたぎる興奮。
    仕方ないので、この話が出来そうな友人に呑みの誘いをしたけど、ことごとくノーサンキューなサイゼリヤ。

    ならば本丸目指せと、教えて貰っていたお店を勇気を奮って目指す。
    ト、偶然取材を終え、お店に向かう五右衛門先輩と遭遇。

    完全に一回生なトーンで「お邪魔してもいいスか?」
    「おう、来いや」ト、五右衛門先輩。

    先輩のバカ話は、相変わらず面白れぇなあ、ト、ニヤニヤしながら先輩の焼酎を作る後輩の至福。

    先輩バンザイ!!
    後輩魂バンザイ!!


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