『あしたはどっちだ?』著・中野英樹

清貧役者生活20ン年。

笑ったり、食べたり、凹んだり、嘘ついたり…。

そんな清貧な日々を、気ままにつづった、書き殴り日記。

※出演情報※

<< October 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 女傑! | TOP | 頭ごなし? >>

2015.10.17 Saturday

女傑!

0
    友人に誘われて、イラクでボランティアをされてる高遠菜穂子さんの講演を聴きにいきました。

    初めて見た高遠さんは、全盛期のウィリー・ウィリアムス(熊殺しのウィリー)みたいなヘアスタイルで(笑)、時にはゲラゲラ笑いながら、現地の話をしたりするエネルギッシュな女性でした。

    それもそのはず。
    高遠さんは、現地でテロ組織に人質に囚われながらも、その組織の兵士に「暴力は憎しみの連鎖しか生まないのよ!」ト、説教し、その兵士を三角座りさせてしまったらしいです(一緒に人質になった日本人の方は、始めはその兵士が恐かったのに、兵士に説教し始めた高遠さんの方が恐くなったそうです。笑)。

    そんな彼女が、現地である青年に「仕事を紹介して欲しい」と言われたけれど、その時期に紹介出来る仕事が無くて断ってしまったエピソードを語ってくれました。
    その青年が数ヶ月後に、あるテロ組織の一員として、指名手配されていた事実を知り、
    「あの時、彼に仕事を紹介することが出来れば、一ヶ月の仕事でも紹介する事さえ出来てれば、彼はテロリストにならずに済んだはずだ。
    おめおめと、あちら側に彼を差し出してしまった自分が悔しい」
    みたいな事を語りながら、ボロボロと嗚咽しました。

    あんなに強い涙は初めて見たかもしれない。

    お金の為なら人を殺すことも厭わないほど、
    国から虐待され、組織からも抑圧され、正義(らしき国)からも爆撃を浴びせられる人々を、
    憎しみの連鎖から解き放つ為には「私のすべき事は、仕事を紹介する事だ」と言われた時、高遠さんの現地でのリアルな生き様が、垣間見えたような気がしました。

    「女傑」とは、こういう人のことなんだろうなぁ。


    iPhoneから送信

    09:49 | - | comments(0) | - | - | - |

    コメント

    コメントする









    ▲top